卒業生対象セミナー

2024年度

日時:2024年6月8日(土) 13:30-15:00

場所:同志社女子大学今出川キャンパス ジェームズ館207教室予定・オンライン(Zoom)同時配信

講師:山本由実(本学表象文化学部英語英文学科助教 有期)

 

プロフィール:専門は社会言語学。これまでの英語教員としての経験から、

日本人英語学習者が英語をどのようなものとして捉えているのかに関心を持ち、

主に成人英語学習者のナラティブ研究を進めている。主な論文に、「シニア世代の英語学習・英語使用についてのナラティブ分析―70代女性の語りに表出されるアイデンティティ―」(『立命館言語文化研究』33(3))などがある。

 

 参加費:無料(申し込み要)

 

テーマ:ナラティブ研究の可能性:語りを通して見えてくるもの

 

もともと文学の領域の用語であった「ナラティブ」ですが、

現在は社会学、心理学、教育学、社会言語学、医療の現場など様々な分野で用いられています。

今回は、主に社会言語学の潮流におけるナラティブ研究の歴史的背景や方法論をはじめ、

それがどのような社会実践や社会貢献に繋げられるのかを、現在の私の研究(日本人大学生英語学習者のナラティブ分析)を事例にお話しします。

 

 

特別な配慮を要する方へ

場内誘導、座席の確保等について、特別な配慮をご希望の方は、原則として4週間前までにご希望の内容を英語英文学会までお知らせください。ご要望内容を検討させていただき、可能な範囲での対応を取らせていただきます。

次のボタンからお申込みください。


2023年度

12月2日(土)、ハイブリッド型でセミナーを開催しました。

講師の秦由美子先生は、横浜からオンラインで、受講者は、オンラインと教室で、講義を熱心に拝聴しました。(教室10名、オンライン27名)(2023.12.7)

日時:2023年12月2日(土) 13:30-15:00

場所:同志社女子大学今出川キャンパス ジェームズ館207教室予定・オンライン(Zoom)同時配信 *講演はZoomにて開催し、教室でも視聴可能とします

 

講師:秦由美子(ビューティー&ウェルネス専門職大学・教授・前同志社女子大学(表象文化学部・英語英文学科)教授)

 

プロフィール:オックスフォード大学で修士号,東京大学で博士号を取得。大阪大学,広島大学を経て、前同志社女子大学(表象文化学部・英語英文学科)教授。現ビューティー&ウェルネス専門職大学・教授(国際交流委員長)。英国サセックス大学・アソシエイト・フェロー。著書:『パブリック・スクールと日本の名門校』平凡社新書2018年、『新版 変わりゆくイギリスの大学―教育にみるイギリス文化』学文社2021年、Cross-cultural studies: Newest developments in Japan and the UK, World Pacific Publishing Co. 2022。現在、映画を通してパブリック・スクールを知るための新書を執筆中。

  

参加費:無料(申し込み要)

 

テーマ:気になる学校 ―英国のパブリック・スクール

 

 世界中から生徒が集まり、多くのグローバルリーダーを輩出する英国のパブリック・スクール。その中でも特に歴史あるザ・ナインを中心にお話しします。9つのパブリック・スクールは、W.チャーチルからB.カンバーバッチまで多士済々な才能ある人物を生み出していますが、ボーディング・ハウスに集う生徒たちの日々の暮らし、学校での地位を示す服装、教師や生徒の言葉やアクセントから何が分かるでしょうか。一方、ザ・ナインをはじめとする英国パブリック・スクールは今日、「紳士養成校」から「進学準備校」へのシフトチェンジが図られてきていますが、総じてスポーツ、CCF、音楽、演劇など、アカデミックな側面以外にも力点を置き、人間性の涵養を重視する姿勢は変わらないことを窺い知ることができます。

 


日時:2023年6月24日(土) 13:30-15:00

場所:同志社女子大学今出川キャンパス ジェームズ館207教室予定・オンライン(Zoom)同時配信

 

講師:西塔 由貴子(京都精華大学特別研究員、英国リヴァプール大学オナラリーフェロー(Honorary Fellow,School of Archaeology, Classics and Egyptology, University of Liverpool, UK)、同志社女子大学大学院ほか非常勤講師。専門は西洋古典学、古代ギリシア文学

 

参加費:無料(申し込み要)

 

テーマ:古代ギリシア語ちょっぴり入門―西洋思想の源流をもとめて―

 

カタカナの「トリビア」とは?「テキスト」は?今や完全に義務、自由度の少ない印象

しかない「学校」と訳される School の本来の姿とは。「神話」は myth の訳ですが、

その実体は何でしょう。「ネクタル」という名の製品までみかけます。西洋古典の文化

や思想は、古代ギリシアの神々のようにしぶとく、そしてしたたかに現代社会の至ると

ころに息づいています。本講義では、その根強さを、とくに古代ギリシア語を中心に垣

間見たいと思います。今も刻一刻と社会は流動していますが、何千年もの紆余曲折の変

遷を経てもなお、多様な文化や思想が混在する社会に深く通底する西洋古典の知識を、

現在とのつながりにも目を向けて考えてみましょう。

 


2022年度

12月3日(土)開催の松村延昭先生のセミナーには、教室参加26名、オンライン(Zoom)参加16名、計42名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。


日時:2022年12月3日(土) 13:30-15:00

場所:同志社女子大学今出川キャンパス ジェームズ館207教室予定・オンライン(Zoom)同時配信

講師:松村 延昭(本学 表象文化学部英語英文学科 特任教授)

参加費:無料(申し込み要)

 

テーマ:『ヒューマン・ステイン』に描かれる“political correctness”とアメリカ社会

 

要旨:PCがパソコンだけでなく、political correctnessの省略形であることも最近では広く認知されてきた。春の講座で小山先生も例を出しておられたが、このPCの概念にもとづく正しい表現には、なるほどと納得する場合もあり、ここまで言い換えるのかと驚かされる場合もある。しかし、背の低い人をポジティブに、vertically challenged personと表現することを面白いと笑うことのできないのが現代のアメリカ社会である。本講座では、フィリップ・ロスの小説『ヒューマン・ステイン』(2000) を取り上げ、人種問題を常に包含し、言葉遣いに過敏となっているアメリカ社会が生みだした、主人公の悲劇的人生について考えてみたい。

 

プロフィール: 1981年、同志社大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。滋賀県立短期大学(現滋賀県立大学)や同志社女子大学短期大学部で専任講師を務める。2004年より同志社女子大学英語英文学科へ移籍し現在に至る。専門は20世紀のアメリカ文学・文化。F・スコット・フィッツジェラルドの小説や、公民権運動時代にキング牧師と対立したアラバマ州知事ジョージ・ウォレスなどを研究。現在、腰痛に悩まされながら研究室の片づけに励んでいる。

 


6月11日(土)開催の小山薫先生のセミナーには、対面33名、オンライン31名の方にご参加いただきありがとうございました。


日時:2022年6月11日(土) 13:30-15:00

場所:同志社女子大学今出川キャンパス ジェームズ館207教室・オンライン(Zoom)同時配信

講師:小山 薫(本学 表象文化学部英語英文学科 特任教授)

参加費:無料(申し込み要)

 

テーマ: 現代に生きるファンタジー文学の多彩な魅力

―PC(政治的な正しさ)時代の、フェミニスト・フェアリーテイルをめぐって―

要旨 ファンタジー文学の主要ジャンルである妖精物語(フェアリーテイル/メルヘン)のルーツは、ヨーロッパに流布した昔話である。もともと大人の聴き手に向けた残酷で性的要素の多い話だったことは、バジーレ(17世紀イタリア)の『ペンタメローネ』からも明らかだが、子ども向けに改訂された『グリム童話』(19世紀ドイツ)やディズニー映画(20世紀)の影響もあって、男女のステレオタイプを形成する要因となった。本講座では、1970年代以降活発化したフェミニストによる批判や、1980年代のPolitical Correctnessを求める風潮を確認した上で、映画版を含めたフェミニスト・フェアリーテイル(再話・創作)について概説したい。


プロフィール: 京都市生まれ。同志社女子大学・大学院で英文学を専攻、文学修士。現在の専門分野はミルトンと異界伝承。著書(共同執筆)に『キリスト教文学を学ぶ人のために』(世界思想社)、『二〇世紀女性文学を学ぶ人のために』(世界思想社)、共訳書にニール・フォーサイス著『古代悪魔学―サタンと闘争神話』(法政大学出版局)、F. B. クラップ『ミス・デントン―「同志社の宝」と呼ばれた女性の60年』(同志社女子大学、同志社同窓会)などがある。

 



2021年度

参加お申し込み

お名前、メールアドレス、メッセージ欄に、

メッセージ欄に、「OGセミナー 申込み」と記載してください。

egakkai@dwc.doshisha.ac.jpからのメールアドレスの受信ができるアドレスからお申込みください。
 


2021年度春学期卒業生対象セミナー(鈴木健司先生)は、多くのご参加をいただき、終了いたしました。


2020年度


英語英文学会初のオンラインセミナーが無事に終了しました。

今井由美子先生が、英語のリズムをつくるもの、音節、語強勢、内容語と機能語など、その仕組みを丁寧な資料でわかりやすく解説してくださり、その実例を親しみのあるいくつもの歌を通して体感することができました。

Zoomなので、ミュートにしておけば、各自どんなに大きな声で歌っても大丈夫!

「みなさん、口パクパクして歌ってくださっていたので、うれしかったです。」と今井先生からのコメントも届いています。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

 


2019年秋学期

終了しました。

50名以上の方にご参加いただき、有意義なセミナーとなりました。

 

 

   日時:20191116日(土) 13:30-15:00

  

    場所:今出川キャンパス楽真館401教室

  

    受講料:1000

  

 

 京都のことを、心に響く英語で伝える」

  

皆さんには、外国人の友達や観光客に京都について訊かれることがあると思います。プロの案内士とまでは行かなくても、英語でうまく説明できれば素敵だと思いませんか?たとえば、茶道を「 Tea Ceremony 」と言うだけでなく、仏教の禅宗の思想が底流にあること、そして茶室は一種のインストレーション・アートであること――。京都生まれ・育ちの私は、同志社女子大学の学芸学部英文学科(当時)に通っていた1980年代から、そんなことを考えてきました。そしてその集結のひとつとして『1分間英語で京都を案内できる本を書きました。このセミナーでは、私がこれまでの経験でたどり着いた、京都の美を表す英語表現について、お話しさせていただきたいと思います。

 

 

講師:広瀬 直子 (翻訳者・近畿大学英語非常勤講師)

 

プロフィール:

 同志社女子大学(学芸学部英文学科)卒業。トロント大学大学院修士課程(比較文学)修了。近畿大学英語非常勤講師

  京都の町なかで生まれて育った。大学卒業後は、英文の京都・大阪観光誌の編集の仕事に就き、関西の文化施設の立て札や関西空港の案内など、関西情報の英訳も幅広く行った。

 カナダのトロントに20年以上滞在し、公認翻訳者資格を取得。トロント大学の継続学習スクールでは日英・英日の翻訳を指導した   著書に『1分間英語で京都を案内する日本のことを1分間英語で話してみる(ともにKADOKAWA)『35歳からの英語やりなおし勉強法」(日本実業出版社)、みんなの接客英語(アルク)など。